일본 숙박산업의 수동흡연 대책의 현황과 과제
출처 : 일본 금연학회지 제5권2호 2010年4月19日
http://www.nosmoke55.jp/gakkaisi/index.html
《原著論文》 | 日本国内の宿泊産業における受動喫煙対策の現状と課題 | 北田雅子、他 | p.33-43 |
第5巻第2号PDF版
(2,894KB)
日本国内の宿泊産業における 受動喫煙対策の現状と課題
北田雅子1、秦 温信2、宇加江進3
1.札幌学院大学 総合教育センター、2.札幌社会保険総合病院、3.元町こどもクリニック
33
【目的】日本国内の宿泊産業における喫煙対策実施状況の把握。
【方法】2008 年には北海道内の宿泊施設240 か所、2009 年には46 都府県(北海道除)2,587 か所に調査票を送付し、
ホテル・旅館のトップ及び顧客サービスの責任者に回答を求めた。
【結果】調査票の回収数は1,102 件(回収率39.0 %)であった。回答ホテルの44.4 %が禁煙ルームを提供していた
が、禁煙ルームの客室総数に占める割合は平均で11.1 %と低値であった。さらに、パブリックスペースであるフ
ロントやレストランの喫煙対策は不十分である宿泊施設が多かった。喫煙対策の実施状況は、地域間よりも営業形
態別による差異が大きく、特に「旅館」の喫煙対策の遅れが目立った。
【考察】国内の宿泊産業の喫煙対策は不十分であり、特に「旅館」では早急の対処が必要であると考えられた。
【結論】喫煙対策をより推進するためには、業界の自主規制に依存せず、屋内を完全禁煙にする法律または条令
の制定が必須である。
キーワード:日本国内、宿泊産業、喫煙対策